のぼりの思い出
なかなか私みたいな人生を歩んでいる人は少ないと思うのですが、のぼりに対しての思い出を持っている人はどれだけいるのでしょうか、私が予想しているよりも少ないような気もしますし、多いような気もしているのですが、私はなんといっても鯉のぼりの思い出が一番でして、先にも述べたように、貧乏だからこその思い出なのです。
普通の平均的な家庭では、5月になると家のベランダに小さい鯉のぼりが飾ってありものでして、私のうちで掲げることの出来るのぼりといえば、学校の授業で鯉のぼりの折り紙で作ったものくらいでして、雨の日に外に出してしまったらダメになります。
今となっては笑い話として話すこともできますが、10年ぐらい前までは話すことすら辛く、子供の頃の話は出来るだけ避けてきましたし、偽り話をしていました。
現在は幼少期の事をあまりにも軽く話すので、「つくり話でしょ」と言われるくらいでして、鯉のぼりの話をするとみんな笑ってやり過ごしてくれるので非常に楽です。
ですので、鯉のぼりを見るために近くの公園に家族で出かけて、綺麗だと言いながら眺めていたこともあり、何だか書き記していて悲しくなってきました。
ちなみに、鯉のぼりはやはり晴天の日に気持よく泳いでいる姿が良いとされていますが、雨の日の鯉のぼりというのもなかなかオツなものでして、イメージ的に絶対に合わないと思っていましたが、予想以上にマッチしていて見応えのあるものでした。