運動会のぼり
のぼりと言えば学校行事で使用する運動会を思い出すのですが、私が生まれ育った田舎の小学校では、在校生の数が少ないことも当て、町民参加型の運動会となっていまして、1年生から6年生まで含めても20人ぐらいでしたから、町おこしのつもりぐらいの感覚で盛り上げており、運動会が近くなると町内にはのぼりがたくさん並びます。
どの様な形をしていたかまでは記憶していませんが、ちょっとした商店街には等間隔で小さめののぼりが並び、学校の周りには10メートルぐらいの間隔を空けて配置されており、子供たちのテンションも最高潮に達していたことだと思いますが、小学生なイベントがなくても常に元気なものですから、違いが分かりづらいですよね。
法律で決められているわけでは無いのに、このようにのぼりが掲げられ始めると、町内のみんなが近くに運動会があることを把握し、参加したり応援しに来たりするのですが、何と参加率は90パーセントを超えており、強制されているのではないかと言うぐらい人があつまり、こんな小さな町にこれだけの人がいたのかと思うくらいです。
いま考えると、のぼりの提案をした人や掲げていた人は誰なのだろうかと思います。
きっと子供をもつ親たちが協力して、周りの人達に声をかけて協力しあっていたのではないかと思いますし、町内の職員たちも協力してくれたに違いありません。
東京に出てきてからは、帰省することも少なくなってしまったので、いまでの伝統的なのぼりが立て掛けられているかは知る由も有りませんが、私の気持ちとしては今でも運動会があるたびに、街全体で盛り上げていて欲しいと願っています。
神社のぼり
のぼりは神社にもあるのですが、寧ろ無いとおかしいものでして、地方によって春祭り秋祭りがありますが、最も多いのは秋祭りの収穫祭に使用されるのぼりです。
私も小さい頃は、のぼりの立っている神社の秋祭に参加したこともあり、地元でのぼりの立っている神社で神輿を担いだ経験もあり、女が神輿を担ぐことを許されていませんでしたが、人が少ないので何故かよしとされていました。
のぼりの立っている秋祭りの神輿だけではなく、人がぬいぐるみをとることで家内安全や無病息災が叶えられるという祭りにも参加したことがあり、非常に人気のある祭りでして、地方からも多くの方が来るぐらいで、年末や年始も賑わっています。
確かなことではないのですが、今では神社ののぼりが全国的に少なくなっている様な気もしますし、そのような話も聞くのですが、特に都内では一昔前と比べて秋祭りが減少しているようですし、大きなのぼりを見る機会が減ったようにも感じています。
日本全国にあるのぼりの立つ秋祭りというものがなくなっていくことで、近所とのコミュニケーションが少なくなり、人生そのものが虚しさをまとっていきます。
それから、日本の伝統行事を知らない少年少女が出始め、日本文化というものが衰退していくようにも思えますし、寂しささえ感じてしまいますよね。